自衞隊よ胸を張れ

自衞隊よ胸を張れ

  『自衞隊よ胸を張れ』は、「地球社よりも遙かに大きい出版社から出る事になる」と私は前著『續・暖簾に腕押し』のあとがきに書いた。しかし『自衞隊よ胸を張れ』が『諸君!』に蹴られ、『プレジデント』に蹴られ、ダイヤモンド社にも蹴られて地球社に拾はれた事は當然の歸結といへよう。自衞隊は日本國の除け者であり、私は論壇の除け者である。地球社も出版界の除け者なのであり、除け者である自衞隊の身方は結局、『月曜評論』や地球社のやうな、除け者だけなのだ。(本文より)


第一章 戰爭は無いに越した事は無いか
第二章 文民統制神話を疑ふべし
第三章 軍隊は政治的に中立たりうるか
第四章 忍從必ずしも美徳にあらず
第五章 でたらめの極み、雫下裁判
第六章 文民が軍人を裁く不條理
第七章 文民の正體見たり枯尾花

昭和六十一年三月 地球社 定價2,500圓(品切)
 

トップページへ